2005年12月24日

大阪物語・最終話

クリスマスイブの24日の夜、その出来事は突然起きた・・・。


トシの告白・・・。
マユの気持ち・・・。


いつからか、マユへの電話が繋がらない事が増えた。いつも「お話中」だ・・・。
しかたなく、トシへ電話する・・・。


必ずキャッチホン扱いだ・・・。



おかしい・・・。

いや、まさか・・・。



23日の夕方、sakiは学校近くの花屋さんにトシと一緒にいた。

「明日は、クリスマスイブやん!マユに花を贈るんよ〜!!」

その時のトシの気持ちはどうだったんだろうか・・・。


カラオケや飲み会で馬鹿騒ぎしていたあの頃、マユやトシは、
どんな気持ちでsakiと接していたのだろうか・・・。


3人で遊びに行ったときもあった・・・。


そういえばトシが、カラオケで槇原敬之の「彼女の恋人」を歌ったことがあった・・・。
その時は、全然、想像していなかった・・・。


マユの視線、トシの視線、マユの気持ち、トシの気持ち・・・
全く気づいていなかった・・・。


完全に信用していた二人だったから・・・。



















24日の夜、sakiとトシは梅田にいた。

マユは家の都合でどうしても外出できなかったからだ。


「男同士で、クリスマスに梅田で、ウチラは、何で散歩してんだろね〜!!」
相変わらずのハイテンションなsaki。



saki「そろそろ、マユの家に花が届いている筈だから、留守電聞いてみるわ」

トシ「そやな〜。んじゃ、俺も自分トコの留守電聞いてみるわ」

saki「あかん〜。何も入ってなかったわ。トシは?」

同じく留守電を聞き終えたトシに声をかけた・・・。





明らかに、態度がおかしい・・・。

さっきまでの感じと全然違う・・・。


saki「・・・マユか?」
トシ「・・・・。」



「疑惑」が「確信」に変わった瞬間・・・。















今でもはっきりと覚えている。

saki 「何て入ってたんや。」
トシ 「・・・会いたいって・・。」

saki 「はぁ?自分(トシの事)は、どうなん」
トシ 「俺もマユさん好きや。でもな、sakiとの友情の方が大事やから、
    マユさんの気持ちには応えられへん」

saki 「お前の気持ちなんてどーでもいいわ!マユはお前に惚れとんのか?」
トシ 「・・・」

saki 「お前、俺との友情の為にマユを泣かすんか!」




完全に動揺していたし、支離滅裂な事を言った気がする・・・。

この期に及んで、マユの気持ちを大事にしようとしてしまったsaki・・・・。

sakiとの友情は失いたくないから、マユとは付き合えないと繰り返し主張するトシ・・・。



何をどうすれば、一番いい結果になるのか・・・。




一番大切にしたいのはマユの気持ち・・・。

マユの希望を叶えてあげたい・・・・。



格好付けるわけでもなく、その時の正直なsakiの気持ちがそうだった・・・。



「お前とは、終わりやね。マユと付き合ってやってくれ・・・」






「彼女」と「親友」を一度に失った瞬間でした・・・。


こんな状況であっても、マユが好きだったんだなぁ〜って思う。

あの時、マユの気持ちは完全にトシに向いていたらしい。

だから、往生際を悪くしたくなかった。



頑張ってもマユの気持ちは、戻ってこないって思ってしまっていたから・・・。

とにかく、今、起きたことは現実で、瞬時に思った気持ちを大事にしたわけで・・・。

後悔する事は無かった・・・。



と、いうよりも、裏切られた気持ちの方が強くて、それ以上の事は考えられなかった・・・。


「sakiが甘かった」と思うしかなかった。

マユを憎めなかった・・・。

それだけ、惚れていたからね・・・。



大学のサークルは解散。

授業の関係で、顔は合わすけれど、昔のように一緒に行動しなくなった。

ただひたすらに、みんなを避けた。

トシも同じだった。みんなを避けていた。











マユとトシは、その後、付き合ったらしい・・・。

しかし、直ぐにトシが振ったらしい・・・。



それを知ったのは、大学4年の2月。卒業寸前の時だった・・・。
教えて来たのは、トシだった・・・。


sakiの近くに歩いてきて、「あの時はゴメン・・・」って言われた。


約2年振りにトシの声を聞いた・・・。


確か「ふ〜ん・・・。」としか、答えなかったと思う。







それが最後の会話になった。













sakiの部屋の合鍵は、あの日の後、マユから直接手渡され、

近くにあったゴミ箱に捨てた。天王寺公園のゴミ箱へ・・・。













これを書いている今も、マユの幸せを願っている自分がいます・・・。
色んな恋愛をしてきたけど、特に思い出深い恋愛だったから・・・。


sakiの大阪での本気の恋愛は、こうして終わりました・・・。


<大阪物語・完>


posted by saki at 08:07| 静岡 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 大阪物語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
切ない話ですね・・
しかもイブの日だなんて。
毎年この日が来ると思い出すよなぁ。

自分の好きな人が
実は気持ちが別なところにあるって分かったときに、
自分の想いよりも、
彼女の想いをほうを優先して考えてしまうってのは
すだちにも経験がありまして・・・

複数の人間が集まると
いろんな想いが交錯しててね。。。。

でも・・・
こういう経験があるからこそ、
人は優しくなれるんだと思います。
今のsakiさんがあるんだと思いますよ
Posted by すだち at 2005年12月24日 18:58
えっく

えっく

えっく

(T_T)


で、ひとつだけ聞かせて



合鍵は燃えないゴミにすてた?



そうそうゴミで思い出したんだけどさ。


昔、担任で古見センセイっていて。


うちのクラスのゴミ箱、「燃えるごみ」「燃え無いごみ」って、でっかく書いてあったんだけど、その「ご」の点々を修正液で消して怒られたわー
Posted by ある at 2005年12月24日 22:14
うっうっうっ(─┬─ o ─┬─)

まさかこんなオチだったとは・・・。

切なすぎます。

>「疑惑」が「確信」に変わった瞬間
後から思えば、「そう言えばあの時・・・」みたいに
思い当たるフシが見えてくるんですけどね。
盛り上がってる最中には気付きません・・・。

今でもマユさんの幸せを願ってるsakiさんは
優しくてオトナだなぁ。
私ももう少し優しい人間になりたいと思います。
Posted by きょん at 2005年12月24日 23:32
すだちさん

もう随分と昔の話なのですが、やっぱりこの時期になと、
ちょっとだけ思い出しちゃったりします。

でも、その後もちゃんと何人か彼女が出来ましたし、
「一つの思い出」として残す事ができています。

相手を想うからこそ、譲ってしまう事ってありますよね。

でも、それが結果として良い事なのか悪い事なのかは、
未来が決めてくれるんだと思っています。


今まで赤裸々に語ったのは、
「自分の気持ちも大事だけど、ちゃんと相手も見ててあげようね」
って事を伝えたかったんですよね。

失った後で気づくなんて、一番傷つきますからね。

私のこんな失敗談が、みなさんの恋愛に少しでも役に立てればと思います。

こうして私が存在しているのは、すだちさんをはじめ
たくさんのいい人たちとの出会いが在ってこそですから。



あるさん

当時の公園にはまだ「分別」ってものはあんまり浸透していなかったんで(爆)。
ま、それだけ「大昔」ってことで(泣)。

こんなsakiでも、まだまだ恋愛したいって気持ちは、ちゃんとあるから、
あるさんも、たくましく育ってくださいね!!(・・・意味深??



きょんさん


正直、あの日記書いているときに、ちょっとだけ「思い出し泣き」しちゃいました。
ツツツーって涙が出ましたよ。

まさか、まさかの結果ですからね。
当の本人ですら、想像していない展開でしたから・・・。

たった1〜2分で、今まで3人で築き上げていたものが、一気に崩れたんですからね。

「ちゃんと、私を見ていてね」って
女性がよく言いますが、すごい重要なセリフなんですよね。
最近、またそういった気配りが出来ていなくなってました・・・。

マユは、sakiが幸せにしてあげられなかったので、
やっぱりそう思いますよ。
他の誰かってのが、ちょっと悔しいですけどね(本音)。


「誰かの為」「何かの為」ってのが一番のパワーの源なので、
「自分の為」に生きていくことが出来るようになれば、
もうちょっと「大人」になれるかなぁ〜って思っています。
Posted by saki at 2005年12月25日 19:23
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